カテゴリー別アーカイブ: 電子工作マガジン&マイコンBASICマガジン

電子工作マガジン&マイコンBASICマガジンに関することを書いています

電子工作マガジン2025秋号 New Session最終号への思い

 長らく記事を書いてきました、電子工作マガジンが定期刊行物としては終わります。そこで、思いのたけをつづらさせて頂きます。

ご参考URL↓
https://www.hamlife.jp/2025/09/10/denpapub-dkm-2025autumn/

・電子工作マガジン第一号は2008年発刊

 同誌には、2008年の企画段階から参加していました。第一号の発刊前に、当時の編集長の及川健氏や大橋太郎氏(当時は新聞担当)と打ち合わせがあり、「わかる・作れる・楽しめる! エレクトロニクス技術の未来を拓くホビー誌」をコンセプトに、小学~中高生をメインのターゲットとすること、また、同時期に発刊されていたCQ出版の「エレキジャック」誌との差別化が課題、などの話がありました。

当時は、今ほどブレットボードの電子工作がポピュラーではなく、昔ながらの半田付け工作が主流でした。しかしながら、中高生はともかく、小学生の半田付け工作は、2008年当時でもすでにハードルが高いものとなっており、如何に安全で簡単に工作を楽しんで頂くことが課題でした。そこで、編集部に提案したのが、ホッチキスで部品を止める「パッチン電子工作」です。これなら、半田ごてなどの特殊な工具も不要で、火傷の心配もなく安全に工作して頂けます。そして、当時小学生だった自分の子供たちに実際に作らせて、再現性の検証を行いました。すると、低学年の子供の手では、普通のサイズのホッチキスでは大きすぎて取り回しが難しいこと、また、「パッチン」の力が足りないことがわかりました。そこで、小型でより少ない力で「パッチン」できるホッチキスを使うなどの工夫を行い、記事を書きあげました。

・記念すべき第一号

以下のサイトを見ると、電子工作マガジン第一号の見出しと筆者を見ることができます。

https://www.fujisan.co.jp/product/1281690364/b/506307/

 このように、記念すべき第一号の冒頭の記事として「ホッチキスとアルミテープでつくる紙基板 パッチン基板ICオルゴール」を書かせていただきました。当時の執筆者を見ると、西田和明先生や米持尚先生、丹治佐一先生など、昔の「ラジオの製作」の頃に学ばせていただきました先生方やガリレオ工房の滝川洋二氏などそうそうたるメンバーが並び、そのなかに記事を加えて頂けたのは感涙でした。 それから、毎号の初心者向け電子工作記事の執筆がはじまりました。

・時は流れて記事の内容は多様に

 それから、時は流れ、編集長も及川氏から大橋氏へ、そして大橋氏も退社され、編集部の陣営も変わっていきました。パッチン電子工作で不可欠なラジアルリード線の部品(昔ながらの長いリード線付きの部品)も生産停止により入手が難しくなり、だんだんとパッチン工作の記事も減っていきました。大橋編集長の頃には、初心者向け電子工作に加えて、Arduino(アルドゥイーノ)などのプログラミングを含む電子工作や、TWE-Lite などのIoT無線モジュールを使った工作、さらにはスピーカやハイレゾのオーディオ関連や3Dプリンターの製作の記事…など様々なジャンルを担当し、10年程前からはこどもパソコンIchigoJam関連の記事も増えてきました。

・マイコンBASIC Magazine(ベーマガ)復活! 

 そして、No.26 2015年春号では、「マイコンBASIC Magazine」が電子工作マガジンの1コーナーとして復活しました。これは、私が大橋編集長に「IchigoJam BASICで ベーマガを復活させましょ!」と提案したのがきっかけです。とは言え、投稿プログラムが無いと、コーナーとして成り立ちません。そこで「じゃ、自分が一本書くから」と書いたのが、BASICプログラム「止まったらOUT!」です。実は、私にとって、ベーマガの掲載は特別な意味がありました。

 高校時代、まだラジオの製作付録時代のベーマガにカシオのポケコンのプログラムを何度か投稿していましたが、いずれも”没”で、掲載されることはありませんでした。今思えば、ハガキの通信面に、小さな手書き文字でプログラムリストをぎっしりと書いて送っており、プログラムの概要とか魅力、遊び方等をほとんど書いていなかったので、没になるのは当然のことかと。それ故に、復活したベーマガコーナーにプログラムが載ったのは、40年弱ぶりのリベンジ?となり嬉しかったです。・・・

・アナログからデジタルまで

 このように、電子工作マガジンの紙面では、アナログからデジタル、マイコンやIoT、さらにはプログラミングまで幅広い分野の記事を書かせていただきました。気が付けば、記事の数は100件を優に超えており自分でも把握できておりません。ここまでくると、完全にライフワークのひとつとなります。

・電子工作マガジンのリニューアル

 ただ、電子工作マガジンが2023年に、刊行当初のコンセプトから変わり「大人向け」雑誌としてリニューアルしたときに、誰に、何を伝えるべきなのか?そもそも何のために書いているのか混迷し、モチベーションが下がりました。そのため、リニューアル直後の2023年夏号だけは記事を書いておりません。本当は、従来路線の子ども向けの超ベーシックな工作記事を用意していたのですが、新しい紙面の方向性とは全くの逆のベクトルで、記事を封印しました。代わりの「大人向けの」工作記事も、複数考えてみましたが、どこかにありそうな内容で、オリジナリティに欠けており、結局、その号は穴を空けてしまいました。

 その後は、気持ちを割り切って「自分が遊びたい」内容で、例えば「鉄道模型の重大事故激減! 車両検知の探求と単線折り返し装置の製作」「スマホでON・OFF! ラズパイとNode-REDでジオラマのLED電飾を制御する パート1~3」などなど超マニアックな工作記事を書かせていただいて今に続いております。

 

・ラジオの製作2025記念号では、Z80の記事を

 また、2025年9月1日発売の電子工作マガジン別冊「ラジオの製作2025記念号」では、「欲しかったTK80、あの頃触ったTK80 をもう一度! 「8ビットマイコンボード」を作ろう」のタイトルで、TK80ソフトウェア互換の中日電工のND-80Z3.5の製作記事と、これを用いた「ND-80Z3.5対応 3分間ラーメンタイマー」のプログラムを掲載させていただきました。ほんとは、TK-80でも動作させる予定でしたが、Z80と8080の16進10進変換命令(DAA命令)の仕様の違いによりTK80では動作しないことが直前になってわかり、ND-80Z3.5対応のプログラムとして掲載しています。また、ND-80Z3.5の製作記事を読まれた方からは「ChatGPTをまさかの目的で使うとは!」とご感想をいただいております。

・電子工作マガジン2025年秋号

 さて、電子工作マガジン2025秋最終号の記事は、「AM ラジオの雑音源を探せ!ノイズディテクタの製作と調査」と称して、簡単な回路を製作してAMラジオへ悪影響を及ぼすノイズ源を探し出す記事です。すると、ほんと意外なものが、最後に残りました。これは、AMラジオのノイズ対策だけではなく、オーディオのノイズ対策のヒントになるかもしれません。詳しくは紙面で。


電子工作教室および講演のご依頼に関するFAQ

夏休み期間前のこの時期、出前電子工作教室や講演のご依頼を良くいただいております。よくあるご質問をまとめましたので、ご確認ください。


Q1. 企業や有償イベントでの電子工作教室は対応していますか?

A1:
はい、有償のイベント(材料費・必要経費等のみ徴収の場合を除く)や企業様向けの工作教室は有償にて承っております。内容や規模に応じて費用をお見積もりいたしますので、お問い合わせください。
また、企業の組合等の「夏休み家族向けイベント」も同様に承っております。


Q2. 学校や非営利団体でのご依頼はどうなりますか?

A2:
教育機関や非営利団体様の場合も、基本的に有償ですが、Q1の企業向けよりもお安く提供しています。なお、内容や状況によりボランティアでの対応も検討いたします(主催者の目的、熱意に賛同できる場合)。ただし、材料費や出張経費はご負担いただきます。なお、PTA主催や保護者会等の場合は、ご予算に限りがあると思います(私も役員をしていた経験がりますので理解できます)ので、できるだけ安価にご提案したいと考えております。


Q3. 半田付けをしない安全な電子工作でも、工具等の準備は必要ですか?

A3:
ホッチキスを使ったパッチン電子工作の場合、ホッチキスやハサミ、定規が必要です。
また、材料として牛乳パックの紙(きれいに洗って、よく乾かしたもの)が必要です。
内容よりますが、それ以外の材料は、基本的に当方でご用意いたします。

以下は、作例の一部です


工作ネタは、これ以外にもありますので、ご相談ください。
なお、過去の電子工作マガジンに掲載された工作記事の中には、部品の入手が難しいものもあり、準備ができない場合もあります。


Q4. 教室開催にあたり、必要な準備や持ち物は?


A4:
基本的な材料は当方でご用意いたしますが、会場の机や椅子などの環境をご準備ください。講座の内容よっては、電源が必要が場合もあります。詳しい内容はご依頼時にご案内いたします。


Q5. プログラミング入門教室や、プログラミングを含む電子工作教室もできますか?

A5:
はい、可能です。例えば、こどもパソコン「IchigoJam」(https://ichigojam.net)を使ったプログラムで動かす電子工作や、ラズパイとNode-REDを使った電子工作などが対応可能です。
中学生以上であれば、Arduino(アルドゥイーノ)マイコンを使った電子工作も提供可能です。
ただし、ディスプレイやキーボードの準備、もしくはノートPCの持参など、開発環境が必要となるためご相談ください。


Q6. 講演内容はどのようなものがありますか?

A6:
保護者向けには「AI時代の子育て」や「デジタル時代のプログラミング教育」などの講演を行っております。ご希望に応じて内容を調整いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

例えば、昔に行った講演のスライドの抜粋を下記URLに掲載しています。これは2017年の内容で古いものですが、現在の生成AI時代に合わせてアップデートした内容でお話ししています。
https://www.slideshare.net/slideshow/webaipdf/257927412

また、費用の面は基本的に上記Q1,Q2と同様に考えております。


ご不明な点は、問い合わせフォームからお問い合わせください。

スマホでオン・オフ!ジオラマのLED 電飾をラズパイとNode-Redで制御

電子工作マガジン2024春号にて、
「ラズパイとNode-RED でジオラマのLED 電飾を制御する パート1」
の記事を書きました。
紙面の都合のため、図が小さくて見難い箇所がありますので、このページにて補足したいと思います。
なお、記事の詳細や製作方法は、本誌をご参照してください。


システムの全体像  無線LANを使ってスマホの画面からビルのLEDを制御   

システムの構成

マイコンは、無線LANに対応したラズパイZreo2Wを使用し、ソフトウェアは、Node-Redを使用して、LEDを制御しています。Node-Redのダッシュボード機能を使い、スマホなどのWEBブラウザから制御します。

紙面上では、実体配線図が小さく分かりにくいので、下記に貼っておきます。

実体配線図

※これは、試作用で、実際にはLEDの線を引き出してビルの模型に組み込みます。
ビルは8F建てで、各階8個のLEDを取り付けています。各階ごとに個別にオンオフすることもできますが、紙面では3系統に分けての制御にしています。
LEDは、自作のLED照明も使えますが、KATOから販売されているジャストプラグシステムのLEDを使うと楽に工作ができます。

記事で使用したジャストプラグシステムのシーリングライト(オレンジ)

両面テープが付いているので、ビルの模型の天井部分に簡単に貼ることができます。

LEDの点灯試験

ビルの天井にLEDを貼っています。電線は、下の穴から出して、ラズパイ側の駆動回路に接続しています。

カトー(KATO)のジオタウンシリーズ Nゲージ ブランドビル1  23-438 にLEDを組み込む

このビルのストラクチャーは、8階建てのビルの模型で、各階ごとに作り分けれています。
天井板(床)は取り外し可能であるため、ばらして天井にLEDを貼り付けることができます。


動作試験中の本システム

1-2階系統と5-8階系統のLEDをオンした状態

このようにスマホのWEBブラウザ画面より、3系統でのLEDをオン・オフできます。

詳しく内容は、電子工作マガジン2024春号をご覧ください。また、Node-Redのソフトウェアは、電子工作マガジンのHPからダウンロードできます。


Webからも操作可能  「鉄道模型コントローラ 」

電子工作マガジン2022年春、夏、秋号に「 鉄道模型コントローラ 」の連載記事を書きました。ラズベリーパイで、パワーパックの電気をオン、オフ切替し、鉄道模型を制御します。 ラズベリーパイ 上で、Node-Redを使い、ローコードで
ソフトウェアを作成しています。 Node-Red のダッシュボード機能を使い、スマホのWebブラウザから、操作もできるようにしてみました。下の写真は、
2022年夏号(パート2)の記事の写真で、ループ状の線路に対応しています。 トミックスのセンサーレールを用い、自動的に列車を停めることもできます。


2022年夏号 鉄道模型コントローラパート2  
ラズベリーパイで、鉄道模型を制御 Webブラウザから、鉄道模型の走行、停止ができます。


2022年秋号(パート3)の記事の写真では、センサレールを2個使い、単線の相互運転ができるようにシステムを構成しています。

鉄道模型コントローラー
単線自動折り返し運転装置

2022年秋号 鉄道模型コントローラパート3 単線自動折返運転装置 

ラズベリーパイをネットワークに接続すると、スマホから操作できます。
下は、スマホの画面に表示させた、HTMLの制御画面の例です。

スマホの画面に表示させた、HTMLの制御画面

Node-Red のダッシュボード画面から操作もできる

センサレールを2個用い、単線のレールで、自動折り返し運転ができなす。
なお、ラズベリーパイの電源と動力車の駆動は、パワーパックから得ています。

単線自動折返運転装置とパワーパック



詳しくは、電子工作マガジンの2022年春・夏・秋・号をご参照ください。

IC カード鉄道模型 コントローラーの製作

 

IC カード鉄道模型 コントローラー  電子工作マガジン2020年春号掲載

動画  https://youtu.be/IlyU6jrNnWM

 時折、電子工作マガジン2019年冬号と2020年春号に記事を掲載した、「IC カード鉄道模型 コントローラーの製作」について、同じようなお問い合わせがありますので、FAQとしてまとめておきます。

・Q 組み立て代行できますか?
A 最近は、執筆・講演が主業務で、受託開発や製作・製造は積極的にやっておりませんが、業務に暇があれば、可能ですので、お問い合わせフォームからご相談ください。

・Q なぜPWM制御?電圧制御にできないか?
 A たしかに、鉄道模型の動力車にはPWM制御と相性が悪いモータがあり、パルスではなく、通常のパワーパックと同様に 電圧を変えて制御 したい場合もあるかと思います。現在、電圧制御のDCモータドライバICの入手性が悪くなっており、記事ではPWM制御を用いています。

・Q 「〇〇」をしたい。 「〇〇」をできるように改造したい。
  (例:レイアウトを拡張したい。センサを増設したい。
     電圧制御に改造したい。 速度の変化パターンを変えたい。 
     別のICカードシステムを使いたい。  など)
 A  基本的に記事の内容を超えた内容に関しては対応していません。別途、カスタムの開発案件( 有償)としてご相談ください。

プログラミングで温泉たまごを作って、おいしく食べよう

電子工作マガジン2021年秋号に
「中学校「プログラムによる計測・制御」対応
プログラミングで温泉たまごを作って、おいしく食べよう」の記事を寄稿しました。


プログラミングで温泉たまごを作って、おいしく食べよう

温泉たまごを作るには、70℃~75℃程度のお湯で、加熱する必要があります。でも、手作業での温度調整は難しいものがあります。

温泉たまごは、温度の調整が大切


 そこで、コンピュータと温度センサーで、ヒータの調整を行い、ちょうどいい温度に制御してやると、失敗なく温泉たまごが作れます。そのためには、プログラムが必要です。

温度センサーで、お湯の温度を計測

今回は、ダイセン電子産業の α-Xplorer (アルファ・エクスプローラ)を使って、プログラムを作成し、温度センサーで温度を検知して、ヒーターを制御しました。


α-Xplorer (アルファ・エクスプローラ)

α-Xplorer のGPIO(デジタル出力)で、AC100のヒーター(電熱器)の電源をオン・オフするために、USB連動タップを使いました。


 センサーで温度検知し、プログラムでヒータをオン・オフの制御を行い、お湯の温度を72℃前後を保ちます。 20数分間加熱すると…

温泉たまごのできあがり

こどもパソコン IchigoJamでも、調理できます。

     IchigoJamで温泉たまごマシンのプログラミング

詳しくは、電子工作マガジン2021年秋号の記事を参照してください。
https://denkomagazine.net/2021/09/29/denko2021autumn/

電子工作マガジン2021年春 50号記念号 3月18日発売です

電子工作マガジン 2021年春 第50記念号の表紙

2008年に創刊した、電波新聞社刊の電子工作マガジン(季刊)は、2021年春号(3月18日発売)で通巻50号になります。

以下は、電子工作マガジン2021春号(50号)の目次ページです。

今回は、・100 均ショップのおもちゃを映え改造  
  流れる光跡!LED で光る刀を作ろう!

・IchigoJam と衝撃センサーを使った 
   GUN シューティングゲームの製作 パート2

の2本の記事を書いています。

電子工作マガジンでは、2008年の第一号から記事を連載しています。
この50号で、100本以上の記事を書きました。
自分でも、忘れている記事も多いので、リストにしてみました

電子工作マガジン 掲載記事リスト

1号2008 8月・ホッチキスとアルミテープでつくる紙基板パッチン基板ICオルゴール         
2号2008 12月・ホッチキスとアルミテープで作る紙基板 
   ハンダ付けなし パッチン・パッチン基板LEDフラッシャー
3号2009 4月・ホッチキスとアルミテープで作る紙基板 
ハンダ付けなし パッチン・パッチン基板ICラジオ
4号2009 8月・ホッチキスとアルミテープで作る紙基板 
   ハンダ付けなしパッチン・パッチンピコピコ鳴る発振器 
5号2009 12月・ホッチキスとアルミテープで作る紙基板 パッチン 光スイッチ
6号2010 4月・光スイッチで、モータをON/OFFしよう
   ホッチキスとアルミテープでつくる紙基板 光で動くメカ・ビートル
7号2010夏・夏休みの自由研究に最適! パッチン紙基板で電池の実験をしよう
8号2010秋・ホッチキスで作るパッチン紙基板 単色LED とフルカラーLED の点灯実験
9号2010冬・3分間電子工作! 小・中環境問題、エネルギー変換対応  
 圧電素子でLEDチカチカ、エネルギーハーベスト実験!
・裏技伝授!USB電圧感知式連動タップを使う  簡単・安全なAC100Vの制御 
10号2011春 ・パッチン紙基板で電池の実験をしよう 備長炭電池で音楽を鳴らす
・Arduino用4MOTORS Shieleの解説と
   Bトレインショーティ用コントローラの製作
11号2011夏・ ・・・---・・・ ピ・ピ・ピ、ピー・ピー・ピー
         SOSサウンド発生器
12号2011秋・衝撃でLEDが光る!音が鳴る! パッチン紙基板でつくる衝撃センサ
  ・シーリングライトの赤外線リモコンを制御 
           Arduinoで作るグラッとリモコン
13号2011冬・LEDが光る!音が鳴る! パッチン紙基板でつくるイライラ棒 
14号2012春・ホッチキスで部品をとめるパッチン紙基板
         トランジスタの実験回路であそんでみよう 
15号2012夏・ホッチキスで部品をとめるパッチン紙基板 
         トランジスタの実験回路 パート2 バイブレータを学ぶ 
16号2012秋 ・ホッチキスで部品をとめる
         パッチン紙基板ゲルマニウム・ラジオの実験
17号2012冬 ・気になる彼女との相性を占う! 
          ホッチキスで部品をとめる パッチン紙基板 ラブラブ?メータ
・クモの巣のようにラジオ電波をつかむ 
         高性能コイルを使った ゲルマニウム・ラジオ
18号2013春・パッチン紙基板でつくる「センサ カー」の製作
・プログラミング教材”計測器プログラマー”を活用 
           感電の心配のない100V電源製品の制御システム
・特別企画 ハンダ付達人への道 Arduino互換はんだ付練習基板の使い方
             と応用 ハンダ付けインプレッション
・電気の資格に挑戦しよう!
19号2013夏・昼は充電・暗くなると自動点灯
パッチン紙基板で作るソーラーLEDランプ
・特別企画★自由研究のテーマを満載! スピーカの実験と工作
・中学・技術家庭科”計測制御”学習シリーズ
      ・プログラミング教材”計測制御プログラマー”を活用 
          感電の心配のない100V電源製品の制御システムpart2
ROBOBA通信 mbed祭り2013WESTレポート
20号2013秋・”ドア開閉ブザー”~リードスイッチを使った実験と工作~ 
         パッチン紙基板でつくる冷蔵庫のアイスクリーム防衛装置
・超簡単!無線マイコン「TWE-Lite」を使った、無線の実験と応用工作
            ①基本動作を覚える ②無線によるAC100V機器製作 
            ③トワイライトラジコンカーの製作
・新型MAC Proにソックリ! ”ミニチューブラー”タイムドメイン風
           スピーカの作り方とスピーカーユニットの調整
・中学・技術家庭科”計測制御”学習シリーズ プログラミング教材
         ”計測制御プログラマー”を活用 センサを使った計測に挑戦!
21号2013冬・パッチン紙基板でつくる ブルブル! イライラ棒の製作 パート2
・中学校理科・技術家庭科「エネルギー変換」対応キットの
         「DJ気分でキビキビビューン」を使った ステッピングモータと
          スピーカの実験と工作
・予算300 円/1本! 8㎝フルレンジの高音を強化 
           スピーカのアップグレード
・自作できる3Dプリンタ 「RepRap atom」の製作 ①概要編
22号2014春・段ボール工作とパッチン電子工作のコラボ! 
         お金を入れると音楽が流れる♪ダンボール貯金箱の製作♪
・古くて新しい!かんたんだけど、おもしろい! 
          ピーピーギャーギャー発振器
・電波のものさしにもなる! C-MOSデジタルICで作る、
          水晶発振子を使った、AM変調器の実験
・FOSTEXの記念キット FE103Sol+本格的バロックロードホーンに挑戦
・エレキットのミニUSB-DAC(PU-2111)で お手軽PCオーディオ
・自作できる3Dプリンタ 「RepRap atom」の製作 ②製作編(メカ)
23号2014夏・ダンボール工作とパッチン電子工作のコラボ!パート2 
         お金を入れるとLEDがチカチカする!ダンボール貯金箱の製作
・電気を通す不思議なペンを使ってみよう
           「AgIC Pen」で電気の実験と工作をしよう!
・無線で音楽を飛ばす ワイヤレスデジタルオーディオモジュール
          「CPI-WAM001」の実験
・自作できる3Dプリンタ 「RepRap atom」の製作
           ③エレキ・ソフトウエア編
24号2014秋・パッチン紙基板でペットボトル型ICラジオを作ってみよう!
・ワイヤレスデジタルオーディオモジュール 
         今度はスマートホンで実験だ!「CPI-WAM001」の実験 Part2
・TWE-Lite DIPシリーズ エナジーハーベスト電源管理モジュール
            TWE-EH Solarの実験
・新型・自律型ロボット製作キット α-Xplorerの紹介 25号2014冬・パッチン電子工作で作る コイルの働きがわかる! 
          乾電池1個LED点灯回路の実験
・無線で音楽を飛ばす CPIテクノロジーズ 
              CPI-WAM001を使ったデジタルワイヤレスアンプの製作
・美しい音を楽しもう!オーディオ特集Part1 
      ・電子工作マガジン的オーディオ研究 ハイレゾ音源!見える化大作戦!
・美しい音を楽しもう!オーディオ特集Part2 
         オペアンプ取っ替え引っ替え大実験!
・新型・自律型ロボット製作キット α-Xplorerの紹介 Part2 26号2015春・パッチン電子工作で作る 
         「チーズの箱で手作り バリコンラジオ」を作ってみよう!
・パソコンとつなぐ!音を出す!! IchigoJamの拡張法
・★マイコンBASICMagazine 1 止まったらOUT
・ワイヤレスデジタルオーディオモジュール
         CPI-WAM001の実験 Part4
・ハイレゾ音源 ハイレゾ音源の秘密!大調査! その1
・オペアンプ取っ替え!引っ替え! 「見える化」大実験!
・ダイセン電子工業 新型・自律型ロボット製作キット 
           α-Xplorerの紹介 Part3
27号2015 ・夏休みの工作はこれで決まり! 簡単工作イライラ棒をつくろう
・Raspberry PiとCPI無線モジュールで ワイヤレスオーディオ
・アナログレコードの「音の秘密」大調査
28号2015 ・AgIC+パッチン紙基板でつくる 光で鳴るおもしろ発振器
・IchigoJam(イチゴジャム)を使って 鉄道模型を制御しよう!パート1
・ダイセン電子工業 新型・自律型ロボット製作キット
          α-Xplorerの紹介 Part4  
29号2015 ・電気を通すふしぎなAgICペンで 
          ピカ☆ピカ☆光るクリスマスカードを作ろう!
・ IchigoJam(イチゴジャム)を使って 鉄道模型を制御しよう!パート2
30号2016 ・春だ、新学期だ!電子工作をはじめよう! 
            かんたんLEDピカピカを作ってみよう
・IchigoJam(イチゴジャム)を使って 鉄道模型を制御しよう!パート3
  ・インテリアとしても使える 共立電子の無指向性スピーカーキットの
          製作とリフレクタ取替え大実験
31号2016夏・夏休み!簡単工作 「磁石でピカピカLED」を作ろう
・IchigoJam(イチゴジャム)を使って 鉄道模型を制御しよう!パート4
・ 夏休み自由研究大作戦! 手作りコンデンサとやわらかセンサの実験
32号2016秋・ブロッキング発振器を応用して作る パッチン工作 
        「ラブラブ テスター・うそ発見器」パート2
・Koshianを使って Bトレインショーティーを
           Bluetoothで運転しよう パート1
33号2016冬・親子で作ろう かんたんLEDちかちか台座
・Koshianを使ってBトレインショーティーを
           Bluetoothで運転しようパート2
34号2017春・春だ、新学期だ!電子工作をはじめよう 
           自動点灯するソーラーLEDランタンの製作
35号2017夏・圧電素子とLEDでピカピカ かんたん実験、人工ホタルを作ろう
・夏休みの自由研究 
        目には見えない・聞こえない電波を見てみよう!聞いてみよう!
36号2017秋・簡単電子工作&IoT LEDで光るオブジェを作ってみよう
カウント数を電波で飛ばしてIoT活用も 
          IchigoJamけん玉カウンターの製作
37号2017冬・IchigoJamとLEDで キラキラX’masリースを作ってみよう
38号2018春・マイコンボードでサーボモータをプログラミング 
            IchigoJamでパペット人形を動かそう!
39号2018夏・100円ショップの材料で作る予算1500円スピーカ  
           キャンディポットスピーカの製作
・夏休み自由研究で理科の授業を先取り!
           IchigoJamのプログラムで扇風機を制御しよう!
40号2018秋・IchigoJamキラキラ光る 
          LEDカチューシャをプログラミングしよう!(共著)
・災害時の最後の砦 電気がなくても動作する 
          ダイオード交換式ゲルマニウムラジオの製作
41号2018冬・IchigoJamでチカチカプログラミング! 
          LEDクリスマスオーナメントを作ろう
・WSDD方式平面スピーカを寝ながら試聴してみた 
          平面スピーカで作るピロースピーカ
42号2019春・エレキットのDSPラジオを改造して短波 BCLに挑戦!
           「AM/FM DSPラジオ」短波受信機化大作戦!
43号2019夏 ・夏休みの工作に最適!かわいい音が出る ぴよぴよ発振器をつくろう
・サーボモータをIchigoJamでPWM制御 
         手袋パペットを動かしてダンスをさせよう (共著)
44号2019秋 ・かわいい声で鳴く にゃーにゃー発信機を作ろう
45号2019冬・交通系ICカードをピッして、出発進行!! 
          ICカード鉄道模型コントローラーの製作 パート1   
・特別企画★オーディオ アムレックの
         Raspberry Pi専用 DSD/PCM DAC AL-P38を視聴してみた
46号2020春・非接触給電モジュールを使用した 光るハーバリウム製作と実験
・交通系ICカードをピッして、出発進行!!
          ICカード鉄道模型コントローラーの製作 パート2
47号2020夏 ・かんたん電子工作厄病退散! 光るアマビエさまを作ろう
・組み合わせ自由自在 サンハヤトのパズル基板を使って 
          電光掲示板を作ろう!
48号2020秋・かんたん電子工作 オンライン・サインランプを作ろう
・ダイソーの300円スピーカを大胆改造 
          ホーンスピーカの製作とアンプの改造
49号2020冬・冬休みは、おうちで電子工作 も~も~発振器を作ろう
・クリスマスや正月ゲームに最適! 
         IchigoJamと衝撃センサーを使ったGUNシューティングゲームの製作
50号2021春・流れる光跡 LEDで光る刀を作ろう!
・IchigoJamと衝撃センサーを使ったGUNシューティングゲームの製作 
          パート2

数えてみたら、1号から50号までで110本の記事(共著含む)を書いていました。
自分でも、忘れているモノも多く、抜け漏れがあるかもしれません。

引き続き、執筆を続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

電子工作マガジン2021春号掲載の「LEDで光る刀」のワークショップ開催します

■ 電子工作マガジン2021春号掲載の「LEDで光る刀」のワークショップを春休み期間中に開催します。※大阪の緊急事態宣言は解除されましたが、コロナ対策のためごく小規模でこじんまりと開催したいと思います。

■日時 4月3日(土) 午後2時~4時ぐらい  

■場所 
大阪市中央区上町  ハーティネス上町カフェ
https://hnplan.jp/uemachi-cafe/     
カフェのスペースをお借りしますので、別途ドリンクやランチのオーダーをお願いいたします。

■概要
100円均一ショップのおもちゃの刀を使って、青・白に光る刀を作るかんたんな電子工作のワークショップです。暗いところで、写真をとれば、あのアニメの「壱ノ型 水面斬り」のような光跡が再現できるかも?

■参加は親子参加で!
・小学4年生以上なら、こどもさんが主体になって工作していただけます。
・それ以下の場合は、親子で協力して、作業してください。
※中学生以上は、一人での参加もOK ・コロナ対策のため、人数を制限して実施します。 また、マスクの着用、手洗いや消毒をお願いいたします。

■持ち物 はさみ、定規、カッターナイフ、ホッチキスを 持ってきてください。その他の材料は用意します。

■注意事項・はさみやカッターナイフ、ホッチキスを使って、工作します。 
 こどもさんに、怪我のないようにご注意、または見守りを  
 お願いいたします。

■参加費用 材料費 800円(1個あたり)予定 
 ※参加者の数により変動します

■アクセス ハーティネス上町カフェ  最寄り駅 JR・地下鉄 玉造駅 

HP https://hnplan.jp/uemachi-cafe/
FB  https://www.facebook.com/heartiness.uemachicafe

■参加方法
・メールで semi@triangle-ele.comまで、
「参加希望」のメッセージ (参加者の人数、氏名、年齢を書いてください。)
を お願いします

・FBから
イベントページ
https://www.facebook.com/events/286271499682682

マイコンBASICマガジン  別冊付録で復活

電子工作マガジンNo.41 2018年冬号の別冊付録は、あの「 マイコンBASICマガジン」(通称ベーマガ)です。

電子工作マガジンNo.41別冊付録マイコンベーシックマガジン

ベーマガは、元々、月刊誌「ラジオの製作」の別冊付録としてスタートしました。下の写真(左)は、電子工作マガジン大橋編集長(元ベーマガ編集長)に見せていただいた、ラ製(ラジオの製作)の別冊付録時代の初号です。
今回復活した別冊付録は、当時のベーマガを模した表紙となっています。

ベーマガの新旧 左1981年のベーマガ第1号 右 2018年のベーマガ

昔のベーマガを開くと、8ビットマイコン(今でいうパソコン)の広告が。

初代ベーマガのページを開くと…

4ページ目には、「マイコンBASICマガジンのご案内」が。隣には、富士通のLKit8の広告も。

初代ベーマガを開くと… 富士通のLKit8の広告

下は、新ベーマガの「マイコンBASICマガジンのご案内」です。この内容も、旧ベーマガを模したものとなっています。

新ベーマガの案内

今回、別冊付録としての「ベーマガ」復活となりましたが、実は『電子工作マガジン』No.26 2015年春号 から、ベーマガコーナーとして復活しています。

電子工作マガジンNo.25のベーマガコーナー1号

ちょうど、こどもパソコンIchigoJam(イチゴジャム)が世に出始めた頃でした。そこで、大橋編集長との打ち合わせの中で、「ベーマガを復活させよう」との話になりました。と言っても、掲載する投稿プログラムが無いので、私(久保)が1本書くことになり、その時のプログラムが「止まったらOUT」でした。そして、電子工作マガジンNo.25にて、わずか2ページですが、ベーマガコーナー1号として復活の運びになりました。それ以降、電子工作マガジンのコーナーとして毎号掲載されており、15回の連載を重ね、今回の別冊付録としての復活になりました。

別冊付録の次は、独立した雑誌へ向かって…そのためには。

ベーマガの 別冊付録化が実現したとなると、次は、付録ではなく、独立した雑誌としての新生ベーマガを見てみたいものです。しかし、現在の出版不況の中、なかなか商業ベースで雑誌を創刊するとなると、なかなか厳しいのが現状です。さらに、ベーマガは、プログラム 投稿 や記事の投稿をベースとした「投稿誌」でもあります。雑誌として成り立つだけの質と量の投稿が揃わないと、紙面の構成もできません。そのためには、みなさまの投稿が必要です。

投稿先、 お問い合わせ、 web@denkomagazine.net です。
よろしくお願いします。

ベーマガ01(電子工作マガジンNo.26)掲載「止まったらOUT」について

ベーマガ01こと、電子工作マガジンNo.26(2015年春号)掲載の 「止まったらOUT」について、いろいろと ご意見を頂きました。 PIC_0099 「数字キーを使うと、ゲームオーバーの後、2とか6とかの文字が残り、その後にRUNを入れると 2 RUN とかになり、プログラムが崩れるので不便では? カーソルキー、やJKIMなどのキーの方が良いのでは?」とのご意見を 頂きました。

実は、意図的に、キャラの移動に数字キーを使っております。
上記のように、ゲームが終わって、その後に、RUNを入れると、「 2 RUN」 などとプログラムにゴミが入って、 動作しなくなる場合が良くあります。
これは、面倒な問題なのですが、誌面に掲載のリストでは、あえてそれを残しています。

こどもさんが、操作していて、プログラムが崩れた場合は、「LIST(RET)とすると、ゲームのプログラム(処理の順番をコンピュータに解る言葉で書いたものね) を見ることができるよ。ここに、要らないものがあるから、これを消せば プログラムを直すことができるよ。」 と、LISTコマンドで プログラムリストを見せてあげることができます。

IMAG3809

小学生の高学年であれば、2 RUN や 22 RUN などの要らない行を見つけ、RUNをバックスペースやDELキーで消す こともできます。(人によりますが)

それを、通じて、
・コンピュータってプログラムと言うもので、動いていること
・コンピュータのプログラムに間違い(バグ)があると、正しく動かない
・(BASICインタプリタの場合)その間違いを、見つけることができれば、
それを直すことができる。
などのことを、伝えることができます。

また、低学年の子には、「LOAD (RET)と、押せばいいよ」と、 LOADコマンドで 、プログラムが新しく入ることを、伝えることができます。
このように、プログラムが崩れ、不具合が出ることにより、 ゲームのプログラムを意識できるようにしています。

なお、今回、ベーマガ向けのプログラムを作るにあたって、
次号以降の投稿のサンプルになることを意識して、以下のことを考慮しました。

1)シンプル に。
小学生低学年の子に、1分で操作方法(ゲームの遊び方)説明ができる。
2)プログラムがわかりやすい
プログラムのコメントが書きやすい
フローチャートも書きやすい
3)移植、改造がやりやすい
4)敷居を上げすぎない(この程度だと、僕にも作れそうと、思ってもらえる)

それ故に、
・同じようなIF文が並んでおり、冗長では?
・もっと短く書けるのでは?
などの、ご意見がでるのも、当然です。 マルチステートメントや条件分岐に論理関数を使って、プログラムを短くすることもできますが、プログラムの流れが読みにくくなるので、避けるようにしました。

いろいろと、改良できる点が多々あると思いますの、 読者の皆さんで弄っていただければと思います。