月別アーカイブ: 2015年3月

ベーマガ01(電子工作マガジンNo.26)掲載「止まったらOUT」について

ベーマガ01こと、電子工作マガジンNo.26(2015年春号)掲載の 「止まったらOUT」について、いろいろと ご意見を頂きました。 PIC_0099 「数字キーを使うと、ゲームオーバーの後、2とか6とかの文字が残り、その後にRUNを入れると 2 RUN とかになり、プログラムが崩れるので不便では? カーソルキー、やJKIMなどのキーの方が良いのでは?」とのご意見を 頂きました。

実は、意図的に、キャラの移動に数字キーを使っております。
上記のように、ゲームが終わって、その後に、RUNを入れると、「 2 RUN」 などとプログラムにゴミが入って、 動作しなくなる場合が良くあります。
これは、面倒な問題なのですが、誌面に掲載のリストでは、あえてそれを残しています。

こどもさんが、操作していて、プログラムが崩れた場合は、「LIST(RET)とすると、ゲームのプログラム(処理の順番をコンピュータに解る言葉で書いたものね) を見ることができるよ。ここに、要らないものがあるから、これを消せば プログラムを直すことができるよ。」 と、LISTコマンドで プログラムリストを見せてあげることができます。

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小学生の高学年であれば、2 RUN や 22 RUN などの要らない行を見つけ、RUNをバックスペースやDELキーで消す こともできます。(人によりますが)

それを、通じて、
・コンピュータってプログラムと言うもので、動いていること
・コンピュータのプログラムに間違い(バグ)があると、正しく動かない
・(BASICインタプリタの場合)その間違いを、見つけることができれば、
それを直すことができる。
などのことを、伝えることができます。

また、低学年の子には、「LOAD (RET)と、押せばいいよ」と、 LOADコマンドで 、プログラムが新しく入ることを、伝えることができます。
このように、プログラムが崩れ、不具合が出ることにより、 ゲームのプログラムを意識できるようにしています。

なお、今回、ベーマガ向けのプログラムを作るにあたって、
次号以降の投稿のサンプルになることを意識して、以下のことを考慮しました。

1)シンプル に。
小学生低学年の子に、1分で操作方法(ゲームの遊び方)説明ができる。
2)プログラムがわかりやすい
プログラムのコメントが書きやすい
フローチャートも書きやすい
3)移植、改造がやりやすい
4)敷居を上げすぎない(この程度だと、僕にも作れそうと、思ってもらえる)

それ故に、
・同じようなIF文が並んでおり、冗長では?
・もっと短く書けるのでは?
などの、ご意見がでるのも、当然です。 マルチステートメントや条件分岐に論理関数を使って、プログラムを短くすることもできますが、プログラムの流れが読みにくくなるので、避けるようにしました。

いろいろと、改良できる点が多々あると思いますの、 読者の皆さんで弄っていただければと思います。

電子工作マガジンNo.26( 2015年春号)掲載記事の補足(オーディオ)

電子工作マガジンNo.26( 2015年春号)掲載
オペアンプ取っかえ!引っ替え!「見える化」大実験!
の記事の補足情報です。

ベーマガ復活!(コーナー)で、品薄状態の電子工作マガジンNo.26( 2015年春号)ですが、Ichigojam以外にも、いろいろと執筆しております。

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オペアンプ切り替え可能 ポータブルヘッドフォンアンプ KP-HAMP61

同記事は、共立電子産業の「オペアンプ切り替え可能 ポータブルヘッドフォンアンプ KP-HAMP61」を使って、オペアンプの種類により、音が変わることを、フリーの音楽再生ソフトfoobar2000の spectrogram機能を使って、見える化してみよう!と言う内容の実験記事です。P.111の写真6の矢印(↓)の位置が、ずれて、掲載されていますので、本文と写真6のつながりが良くわからない状態になっています。そこで、本来の図を下に掲載させていただきます。

オペアンプ比較ネタ図修正

よく、「オペアンプを変えて、音が本当に変わるの!?」「単なる思い込みじゃないの?」とかの、話もききますが、今回、3つのOPアンプで調べたところ、このように、僅かですが、foobar2000の spectrogram機能で、違いを観測することができました。

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実験方法は、PC上の音源(CDのデータ)を、オーディオインタフェースでアナログに戻して再生し、オペアンプ切り替え可能 ポータブルヘッドフォンアンプに入力。そのアナログ出力を、ハイレゾ対応ICレコーダーでハイレゾ(96kHz/24ビット)で録音。そのデータを、foobar2000で再生し spectrogram機能
で、表示させて、音を見える化しています。その作業を、3つのオペアンプを切り替えながら、比較しています。詳しくは本誌をご覧ください。

 

(新)ベーマガこと、電子工作マガジンへのプログラムの投稿について

先週から「(新)ベーマガこと、電子工作マガジンへのプログラムの投稿は、IchigoJam 以外もOKなの?」と言う質問を多く聞きます。

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そこで、編集長に確認すると 「当面は、Ichigojamのみの投稿を受付けましょう。」 「他の機種は、徐々に」 とのことです。 他機種や各種のエミュレータなどのニーズもありそうですが、 現在、昔のベーマガの仕事に携わっていた人も、社内で 電子工作マガジン編集長(元ベーマガ編集長)だけの状況ですので、人材が居ないのが現状の様です。 ※公式ホームページが、都合により更新が止まっているのも、マンパワー不足のためでしょう。

電子工作の投稿も歓迎

なお、「電子工作マガジン」ですので、BASICプログラムだけではなく、 Ichigojamを活用した電子工作、その他電子工作、ハム、ラジオ、オーディオ等の 投稿も歓迎のようです。 お問い合わせ、投稿先は、 web@denkomagazine.net です。 よろしくお願いします。

電子工作マガジンNo.26( 2015年春号)掲載記事の訂正

319日に電子工作マガジンNo.26( 2015年春号)が発売され、そのなかに、2ページだけですが、マイコンBASICマガジンが復活しております。ネットでも、大きな反響があり、通販サイトや書店で売り切れ店も続出するなど、想定外の反響に驚いています。まことに、ありがとうございます。

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昨日、大阪・日本橋ストリートフェスタ・ものづくり会場にて、お会いした人に、Ichigojamとシリアルの接続方法についての記述の不備を、ご指摘を頂きました。現在、出版社の事情により、電子工作マガジンの公式WEBサイトの更新が止まっており、正誤情報を提供できません。そこで、このサイトで、公開したいと考えます。

 

電子工作マガジンNo.26 P.66の第1図

 下記の図の1(上)のように、TXDRXDをクロスする必要があります。

イチゴジャム追加改

本誌で、紹介しているUSBシリアル変換(TTL-232R-3V3およびAE-FT234X)をIchigojamをつなぐ場合は、IchigojamUSBシリアル変換側の、TXDRXDをクロスする必要があります。また、P.66下の記述も「IchigoJamRDXTDXGNDTTL-232R-3V3TDXRDXGNDに接続します」が正しい記述となります。なお、内部でRDXTDXがクロスしているモジュールの場合、本誌の図と同じ接続になります(図の2)。

御迷惑をおかけ、もうしわけありません。