日刊工業新聞社にて、
【産業用グレードのPLCとラダー図を使用したデモ実演付き】
製造業のIoT「超」入門 セミナを オンライン(zoom)にて開催します。
日時 2021年 7月 19日(月) 10:00~
工場のIoTのプロトタイプ導入として、Raspberry Piや Arduinoなどの汎用デバイスを流用することが良く行われていますが、温度、振動などの耐環境性や信頼性の点で課題があります。また、産業用では+24VDCの接点入出力 がよく使われていますが、 Raspberry Piや ArduinoなどのGPIO(汎用入出力ポート)は、+3.3Vや+5Vのロジックで、直結することができません。 また、信号線の絶縁の課題もあります。そこで、汎用デバイスではなく、産業用イーサネット(
Modbus TCP )のインターフェースを有するPLC( rogrammable Logic Controlle )※1を 用いて、シンプルな工場IoTの構築方法を解説します。また、工場の制御技術者にとって、プログラミング言語を用いたプログラム作成は、なじみが少ないことも多いことでしょう。そこで、PLCのプログラミングツールとして歴史がある、ラダー図を用いた通信のプログラミング事例を紹介します。また、PLCとコンピューターの接続には、産業用イーサネットの一種であるModbus TCP を使用して接続します。 これは、PLCで実績があるModbus を標準イーサネット上で実装した 規格です。標準イーサネットとTCP/IPのネットワークを流用できるため、市販のイーサネットLANのHUB(スイッチイングハブ)を用いてネットワークを構成でき、比較的安価に構築できるという特徴があります。 また、コンピューター側は、産業用のIoTでも普及が進むNode-Redを使用し、PLCから上がってくるデータを、WEBブラウザの画面での可視化や、メールでの通知を行います。具体的なイメージとしては、下図のように、製造設備の信号灯のランプ(例えば、材料切れ予告ランプなど)を光電センサで検知したり、押しボタンスイッチの状態や機器の接点出力をPLCに入力し、その情報を産業用イーサネットで産業用コンピューターへ通知します。 産業用コンピューターでは、Node-Redを用いて、受信したデータをWEBサーバ機能で社内に公開したり、メールを用いて通知を行うシステムを想定しています。
※1 IDEC社 FT1A形コントローラ FT1A-H24RA
https://jp.idec.com/idec-jp/ja/JPY/PLC/PLC/FT1A%E5%BD%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9/p/FT1A-H24RA
セミナーの詳細は下記のリンクからお願いいたします。
https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/4964
なお、本セミナーは、ハンズオンではなく、受講型セミナーで、デモ画面を見ていただきながら、シンプルなIoTシステムの構築方法を、解説していきます。
※本セミナは、2019年12月に日刊工業新聞社 本社(東京・人形町) 開催されたセミナー(https://corp.nikkan.co.jp/uploads/seminar/file2_3215.pdf)とほぼ同じ内容です